今回は、Nintendo Switchで配信中のゾンビTPS『Haunted Zombie School』をレビューしていきます!
レビューの前にひとつ補足しておきたいのが、本作はおそらく「超少人数(あるいはほぼ個人)」で開発されているという点です。スタッフロールを確認しても、あまりスタッフの名前が出てこなかったので、おそらく少人数開発なのでしょう。
この「個人開発規模の作品である」という背景を踏まえた上で、率直な感想をお伝えしていきます。
hautted zombie schoolの特徴

本作は、とある学園に突如現れたゾンビを倒していく三人称視点(TPS)のアクションゲームです。シンプルな作りで往年のゾンビゲームを彷彿とさせ、武器の種類も標準的にあります。
ゲームモードは3つあり、「メインストーリー」「スナイパーモード」「waveモード」の3つ。メインのストーリーモード以外は特定の条件を達成したら遊べるようになる仕様。ただし、開放条件は難しくなく、ストーリーモードを遊んでいればどのモードもすぐに開放されるでしょう。
プレイヤーが操作可能なキャラは「男性キャラ(EVAN)」、「女性キャラ(JENNY)」の2人。それぞれLvがあり、Lvが上がると体力、パワー、スピード等のパラメーターが成長します。
武器も強化が可能で、攻撃力、リロード速度などのステータスが強化可能。強化に必要なマネーは、ストーリーモードのミッションや他のゲームモードを遊ぶ事によって獲得出来ます。
hautted zombie schoolのゲームモード
ストーリーモード

ミッション形式で進行するモード。目標が設定されたミッションを達成出来たらミッションクリアとなる。
基本は「お使い」か「敵の殲滅」がメイン。常に男女ペアで行動し、どちらか一方が倒れるとミッション失敗となるため、相棒への配慮が欠かせないので注意。
スナイパーモード

スナイパーライフルを所持する事で、開放されるモード。屋上からゾンビを狙撃し、時間内にどれだけ倒せるかという記録に挑戦します。
waveモード

次々と襲い掛かるゾンビを相手にしていくモード。スナイパーモードとは違い、武器は自由に選べる。けれどもステージが、だだっ広いだけの体育館の1つだけで、道が入り組んだステージとかはありません。
敵を倒すと弾薬箱がドロップするので、こちらも上手く立ち回れば記録を伸ばす事が出来ます。
hautted zombie schoolの評価ポイント
意外とクセになる射撃音

ライフルやLMGなどの重火器を撃った時の発砲音が妙に気持ちよく、撃っていてシューティングゲームならではの楽しさを感じました。
リアルに近い音かと聞かれれば、全然そんな事はありません。ですが、逆にこの「チープさ」がゲーム性にマッチしている感じがして、これはこれで良かったと感じるポイントでした!
グラフィックとモーションの質

ゾンビのデザインが判別しづらく、動きもぎこちないため「恐ろしさ」はほぼありません。また、キャラのジャンプ動作や建物の質感も一昔前のスマホゲームのようなクオリティ。家庭用ゲーム機としては、物足りなさを感じてしまうのが正直なところです。
hautted zombie schoolの総評

switchにおいて、TPS×ゾンビゲームというのは貴重なジャンルではあります。しかし、それを踏まえてもswitchでゾンビゲームをやりたいという方にこのゲームを勧めたいかと問われると微妙な感じです。
まず各所で「ゲームの調整不足」が感じられ、本作最大の難点とも言える味方の挙動に関して言えば、敵を見つけると無鉄砲に突撃し、近づきすぎて銃を使わず近接攻撃を始めること。さらに、体力が減っても回復しようとしないので、アイテムを拾うよう指示を出し続けなければならない点など、常に相棒の世話を焼く必要がありストレスを感じる場面が多々あります。

さらに、スナイパーモードでは敵に向かってエイムをする時、屋上の縁からスコープを覗くと縁が邪魔して敵が見えない状況が結構あります。一応銃口は縁から出ている判定になっているようで、ギリギリ見える敵に向かって攻撃するとヒットはしてくれます。
waveモードでは出てくる敵が止まってしまう現象もあり、全体的にデバッグ・調整不足が目立ちます。ただ、序盤でも触れた通り、このゲームはおそらく小規模で開発されたゲームであり、ここまで言うのも酷かもしれません。しかしプレイすると、どうしてもこの様な感想を抱いてしまうので、このような評価にさせて頂きます。
まとめ

現状では、switchでTPSゲームがしたい!、ゾンビゲームがしたい!と思う方にこのゲームはオススメしづらいですね。しかし、この開発規模ゆえの「粗さ」を理解した上で遊ぶ分には、独特の味わいがあります。
また、本作のパブリッシャーは頻繁に大幅なセールを実施しているため、数百円程度のセール価格であれば「安くゾンビTPSを楽しみたい」という方には選択肢に入るかもしれません。
「完璧なゲームではないけれど、セールならちょっと遊んでみようかな」 そんなスタンスで挑戦してみるのが、本作を一番楽しめる方法だと思います。
